
こんにちは。しらぬいです。
皆さんは、一見少食なのに、太っている人を見かけたことはありますか。それほど食べているように見えないのに、太ってしまっている人がいます。
「あの人はなんでいつも食べていないのにぽっちゃりしているんだろう…?」
「私って食べてないのに太って仕方がない…」
私は、食欲評論家として活動しており、食べ過ぎや拒食など、栄養学や脳科学の視点から分析するのを得意としています。今回は、少食なのになぜ太るのかについて解説していきます。
少食でも太る理由とその対策
が分かるようになります。
少食であれば太らない。
少食というのは、程度によるのですが、太った見た目で、少量しか食べていないひとを想定して解説します。
基本的に、太る原理と言えば、「摂取カロリー>消費カロリー」です。太った体型の根拠は、摂取カロリーが多い生活を続けていたためと言えます。ですので、仮に少食なのに太っている人がいるとすれば、以下の2点が考えられます。
- 以前まで食べていたので太ってしまったが、今は太らないように尽力している。
- 人前では食べないが、人前にいないときは食べている。
たまたまダイエット中なのか、はたまた、人前だと恥ずかしくて量食べられないかの2つが考えられます。太っている状態そのものは、「食べた」結果ではあるので、少食なのに太っている状態の人は、少なくとも、以前は量食べていたと考えられます。太っている人は、確実に食べています。
少食で太る人は、こっそり食べているか、昔は食べていたか。
人は、人前で食事をするときは、食べる量を抑えがち。
皆さんは、いつも誰と食事をしていますか。
実は、人は、誰かと食事をすると、相手に食べる量を合わせたり、食べ方に気を付けたりなど、人に見られる状態だと、自分を律するようになります。また、太っているのを気にしているひとは、大盛を人前でがつがつ食べることが恥ずかしい、どこかやましいような感じを抱えています。「そんなに食べるの?(だから太るんだよ)」というリアクションを恐れています。
ですので、人前では少食で、家だといつも通り食べている場合があります。人は、一人でいるときの方が、自由に気兼ねせずに生活をしてしまいますので、食べることに関しても、好きなように食べてしまいがちです。少食で太っている人がもしいたら、家ではこっそり食べてしまっているかもしれません。
太らないためには、食べ過ぎない工夫が必要
食べる量を制限しているつもりでも、太ってしまう人がいます。それは、習慣的についつい食べてしまう状況が多いからかもしれません。家族でご飯を食べるときに、大皿に盛り付けていたり、友達付き合いでカフェに入りケーキを食べたりしていませんか。また、朝ご飯だからという理由でたくさん食べたり、バナナならお腹がもつしたくさん食べていいと思い込んだり、等、言い訳を見つけて食べてしまいます。
一度、一日に食べる量を決めてしまうのをおすすめします。
人間は一口食べると、もう一口、もう一口と、食欲が増してしまうので、それに逆らうのは生理的に難しいです。食べる量を決めてしまえば、それ以上食べ過ぎることもなくなります。また、なるべく誰かと一緒に食事をとるなどして、自分ひとりで食べ過ぎてしまわない環境づくりをしましょう。食欲をコントロールできる環境を物理的に作ってしまえば、食べ過ぎの防止に繋がります。
食べても太らない人はいる。
一方で、いくら食べても太らない人、周りにいませんか。そんな人が好き勝手食べれて、それでも太らない人を羨ましいと思った人も多いのではないでしょうか。
実は、食べても太らない人というのはいます。これは、消化機能不全の人であったり、もともと、代謝が高い場合が考えられます。このような食べても太らないという人は、大多数いるわけではないので、細身の人が食べているからと言って、自分が食べていいわけではありません。自分を同じようにあてはめて同様に食べてしまうと食べ過ぎになってしまいます。自分の体質を知った上で、食べる量を判断しましょう。
食べ過ぎには気を付けましょう。
少食であれ大飯食らいであれ、食べ過ぎには気を付けましょう。食べ過ぎの原因については「食欲が止まらない!つい食べ過ぎてしまう4つの原因を、食環境目線で解説」で解説していますので、よかったらチェックしてみてください。
人間の体重は、急激に増えたり減ったりしないように、基本的にはなっています。自分のベースの体重を知り、その上で、今の生活スタイルだと、この体重であるということを理解して、食べる量、運動する量を調整すると、なぜ太るのかという点について、少しフラットに考えられるようになると思います。
皆さまの生活の一助となれば幸いです。
それでは。