酪農家の作ったオリジナルのおいしい牛乳が市販で販売されない理由

こんにちは。しらぬいです。

みなさんは、牛乳を普段飲みますか。

スーパーでもだいたい1リットルで180ー250円程度の値段で売られていて、それほど価格変動がないカテゴリと言われています。

私は先日、酪農家の結婚式に参列したのですが、乾杯のドリンクが牛乳でした笑

今まで飲んだ牛乳とは全然違う風味で、飲みやすくて非常に美味しいと感じたのですが、その一方で、このおいしい牛乳が一般に出回らない理由について話をします。

おいしい牛乳を飲んでみたいという人や、おいしい牛乳や野菜を多くの人に届けたいと思っている人に向けて、食品を流通させるという視点から現実的にに考えなければならないことに焦点を当てて書いています。

この記事を読めば
酪農家の作る牛乳と、市販されている牛乳の違い
がわかります。

酪農家の作ったオリジナル牛乳が市販できない理由

市販の牛乳はなぜ、スーパーに配送できるのか

three black and white Angus cattle on green grass during day

いろいろな酪農家の牛乳を混ぜて、生産量を確保している

市販の牛乳は、ある一定の地域の酪農家が回収した牛乳を一回混ぜて、加熱殺菌とパック詰を行なっています。安定供給を行うために、JAなどの卸売業者がある程度の在庫を確保し、店頭での在庫を切らさないように供給するため、量産する体制を取っています。

また、処理する牛乳が大量であればあるほど、殺菌やパッケージングするときの時間効率がよく、コスト的にも抑えながら生産できます。

一定の品質が保証されている

牛乳を販売するには、勝手には販売できません。クール便で流通させたり、異物を除去して殺菌をする必要があります。殺菌したものを、ボトリングといって、ビンやパックにいれます。ですので、牛乳を絞るだけでは、食品としては成立しません。牛乳と一緒にこの、殺菌とパッケージングという設備が必要なのです。また、いろいろな農家の牛乳をまぜることで、品質の一定性というのも取りやすくなっています。

JAなどの卸売業者を経由しているので、販売先が安定している

一般の農家は、JAという公的組織に自分の作物をおろします。おろしたものを、JAが仕分けをしたり、品質を保証したり、下請けの食品加工会社に殺菌やパッケージングの依頼をして、スーパーや問屋などの小売店へと販売に繋げます。賞味期限の短い商品を安定的に生産・販売できるのは、生産と販売のどちらもがうまく機能しているからこそであって、そのどちらかが欠如すると、安定して販売できない、つまり、スーパーなどの量販店に並べられない商品になるのです。

酪農家の牛乳がおいしいのに量産されない理由

black labeled beverage cans

製造上、生産量に限りがあり、安定供給できない。

大手乳業会社は、大量に牛乳を仕入れ、それを殺菌、ボトリングする機械を持っていますが、1酪農家から取れる牛乳量だけでその機械を動かすことはコスト的に採算が合わない場合がほとんどです。効率よく生産するためには、他の酪農家の牛乳と混ぜた方が圧倒的にコスパがよく、量産できます。

スーパーに行った時に、陳列棚ががらがらなんていうことはほとんどありませんよね。

これは、在庫を切らさないように量販店側がメーカーに発注しているわけで、その発注に確実に応じるようにメーカーが作っているわけです。この安定供給が叶わないと、量販店に商品を並べることは難しいのが現実問題です。

販売のノウハウがない

卸売業者頼みにならざるを得ない状況

酪農家単体では、仮に外注先で牛乳を作れたとしても、その販売ノウハウがありません。どのように広告を打つのか、どのように商品が欲しいと思う人に買ってもらえる状態にするのかが難しく、仮に100本作っても、賞味期限を切らさないうちに100本売れる環境を構築できなければ、当然作ることはできません。生産量に対してある程度の販売量を保証してくれる、JAなどの卸売業者に頼る他ないのが現実問題です。この、卸売業に頼る場合だと、ある程度の数量を揃える必要があるため、一定の数量確保を一農家でこなしきるのは難しく、他の農家の牛乳と混ぜるという方法を取らざるを得なくなってしまうのです。

品質の保証面で厳しい

個人で作った牛乳を売りたいのであれば、他の食品メーカーのように、品質保証部門を儲ける必要があります。特にスーパーなどの量販店は、商品の品質を保証するために、各メーカーから商品の仕様書を作成させて、菌検査などに異常がないかを証明させます。その品質保証用の書類を作るには、指定の項目の検査費用や、いつどのように商品を作ったかが分かる履歴(トレース)を残しておく必要があります。そのような書類の作成や保管を、メーカーは組織立てて行なっていますが、一個人農家で、生産活動をしながら品質保証まで行なっていくのはかなり難しいのが現実のように思います。

余談 ネット通販は見込みがあるか。

最近、アマゾンフレッシュという、生鮮食品の販売サービスが始まりましたが、賞味期限の短い食品の販売は、大手がようやく手がけたところなので、同様の販売ルートを一個人酪農家が利用できるようになるのは、まだまだ先のように思います。

ネット通販だと、消費者との直接の取引になるので、商品の品質の担保を、作り手が行う必要があります。ですので、ネット通販で販売する場合も、また、1本や2本などの少量すぎる販売は難しいので、やはり在庫が必要な商売になると、特に賞味期限の少ない牛乳というカテゴリでは難しいように思います。また、Webマーケティング技術などの販売施作を立てる力が必要になり、外部組織の力は必須になるでしょう。このような機能を全て外注で組めるような組織立てができれば、もしかすると現実的に可能になるかもしれません。酪農家がマジでうめえ!と思ったとれたての味の牛乳が流通すれば、いつか飲んでみたいものですね。

安定供給と品質保証があってこその食品販売

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牛乳を例に出しましたが、今回のネタは、食品を販売する上での絶対条件である、安定供給と品質保証のお話をしました。

食品加工の現場では、安全性や安定した品質での生産性を担保するために、保存性の高い食材や調味料が好んで使われるようになりますし、安定供給するために、工場での負荷が極力少なくなるようなレシピで食品は開発されることがよくあります。

食品を一定の品質で提供するために考えるべきことが多くありますが、そのためには管理するべき情報量が多いため、それなりの人手が必要になってしまい、断念してしまいます。

しかし、今回のように、美味しいものというのは確かに存在して、今回巡り会うことができたのは、美味しいものが流通すればいいなと思っている私にとって、改めて考える機会になった次第です。

どこどこさんちの牛乳は美味しいという話を聞かないのは、流通のために食品として加工されてしまうからなんですね。

美味しいものに出会うには、実際に作っているところに足を運ぶのが有効なのかもしれません。

美味しい食品を、欲しいと思う人にうまく届けられない現実的な課題が食品業界にはあります。食品業界の課題については、「」にまとめていますのでよかったらチェックしてみてください。

みなさんの生活の一助になれば幸いです。

それでは。

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