
こんにちは。しんです。
この記事は、下記のような人のために書きました。
・未経験でプログラマーになろうと思うけど不安…
・未経験入社のプログラマーの具体的な働き方を知りたい
・地方のプログラマーの働き方が知りたい
この記事を書く筆者は現在、
・岡山県の業務システム開発会社(Sler)のプログラマー
・プログラミング未経験で入社してちょうど6ヶ月
です。
今回は、エンジニアの働き方が知りたい人向けに、ちょうどプログラマーになって半年の私が仕事に抱いているぶっちゃけた感想を記事にしていきます。
エンジニアになって半年経ってみてのリアルな感想
がわかります
エンジニアになって6ヶ月経ってみてのリアルな感想
ぶっちゃけ感じたエンジニアのメリット
生活が楽になって余裕ができた。
エンジニアに転職をして時間、お金に余裕ができて、生活が全体的に楽になりました。
異業種からのIT企業への入社で、以下のような変化がありました。
・給料が上がった(前の職場が低すぎた?)
・年間休日日数が15日増えた
・定時上がり(残業は自分の意志で)
・座り仕事のため疲れにくい
「働き方は業界による」というのは本当にその通りで、転職によって生活に余裕が生まれました。
自分の会社の当たり前は、別の業界では全然当たり前ではないってことですね。
給料が上がって休みが増え、自分の時間が増えたのは、本当に自分にとっては大きな変化でした。
詳しい転職のきっかけは「【異業種転職】食品業界からITエンジニアへ転職活動を始めた4つの理由」にまとめています。
内定を獲得した流れについては、「【実体験】ワークポートみんスクで未経験エンジニアが内定をとるまでの流れ」でまとめています。
よかったらこちらもチェックしてみてください。
休みの日に勉強するのが当たり前になって人生充実
エンジニアは休日も勉強が必要です。(噂には聞いていましたが、都市伝説ではありませんでした。)
特にまだプログラミングの技術が乏しい間は、先輩方も勉強していたみたいです。
なので、エンジニアだから勉強するというよりも、未経験で入社してまだまだ技術が乏しい人は勉強が必要でしょう。
私にとっては、なんとなく過ごしていた休日が充実するようになりました。
仕事中に勉強ができる
未経験入社のわたしは、研修でプログラミングの勉強を仕事中にやってました。
私がこれまでの業務経験はこんな感じになってます。
↓
2ヶ月目〜 自社開発ソフトの一部機能の開発C#、SQL、Excel(現在に至る)
Visual Studio、SQLServer
自社ホームページ(HTML、JavaScript)の更新作業
↓
4ヶ月目〜 自社開発ソフトの一部機能(Web系 html, Javascript, C#)の担当に
客先での打合せにも同席するようになる
↓
5ヶ月目〜 客先に納品するサーバーや開発ソフトのセットアップ
一部担当窓口に
↓
6ヶ月目〜 2ヶ月目〜これまでの間の作業をうまく並行しながらやる
未経験入社のわたしの場合はは、最初の1ヶ月ほどは本を読みつつ、先輩から与えられた課題で演習をします。
仕事中に勉強できるって、この上なく幸せですね。
勉強が好きとかうんぬんではなく、自分のことを仕事に時間にできるというのは、ありがたい話です。
キャリアを積めば積むだけ、自分のスキルとして明確に溜まっていくことを考えると、エンジニアのコスパはよいなと考えています。
過去には、いつまで経ってもプログラミングができずにやめた人や、営業に回ってもらったという人もいたみたいです。
幸い、私は、勉強は全く苦ではないのですすんでやっています。合う合わないは確実に出てくるとは思います。
新たに自分に必要な勉強も見えてくるようになります。
基本情報技術者試験の勉強を始めましたが、実際の業務に役に立つ知識は正直多いと感じています。。
「要件定義」?とか自分の仕事のフェーズや、取引関係など、情報技術者試験を勉強すると、PCやネットワーク全体の概要知識が身につくだけでなく、IT企業のビジネスモデルや、経営体制なども学べます。
ただやみくもに仕事をしないため、自分の働きぶりを把握できるように思います。
自分がやるべき勉強が明確になったのは、早急にプログラマーに転身して得られたメリットのように思います。
ぶっちゃけ感じたエンジニアのデメリット
仕事がお客さんに振り回されてまあまあしんどい
当初エンジニアに抱いていたイメージは、下記の通りです
・やるべきことが決まっていて、それを順当にこなしていく仕事
・指示はすべて社内の偉い人から受ける
・座ってひたすらコードを書いていればよい
しかし、実際は、お客さんの都合で急にやるべき機能を追加する仕事が増えたり、どこまでやってどこをやらないかの議論に自分自身も巻き込まれ、そのための議論に時間が必要だと分かりました。
データベースからどのようにデータを取得するか、お客さんもこちらも把握していない状態で、仕様を自分で提案することもありました。
私はもともとメーカーにいた人間なので、それなりの耐性があったので、まだなんとかなってます。
しかしまさか一端のプログラマーの自分が、一部のお客様の窓口を直接任されることになるとは全く想定していませんでした。
お客さんと直接の窓口になると、直接お客さんの依頼を耳にすることになるため、予定がころころ変わってしまって面倒なことになりますし、自分宛てに電話がなったり、仕事が舞い込んだときに、そわそわします。割り込み仕事が増えてしまいます。
先輩方を見ててうすうす感じてはいましたが、自分のペースだけで仕事するってことはなかなかかなわないみたいです。
私のいる会社は10名もいない会社なので、人数が少ない分、回す量が増えてしまうというのは間違いないですね。
年数を重ねれば重ねるほど、お客様相手の仕事は増えていくことを予想しています。
過去の古い技術を学ぶ時間が正直もったいない
Slerは業態の都合上、昔自社で開発したソフトをお客さんが使い続けている限り、その保守をする仕事があります。
先日は、約20年前のソフトの改修の仕事がありました。
社内にいる人間がほぼ触ったことがない、20年前にかかれたコードを見ながら改修をする作業は、自分のスキルアップにおいて、全く資産にならないと感じています。
昔の技術を突貫工事し続ける作業は、社会的にも価値は薄いものなので、分かる人がやったらいいくらいに思ってしまいます。(古い技術のニーズは減る一方なので)新しく学ぶ価値があるように私は正直思いません。
新しい人には新しい技術を学ばせて会社的にも新しい技術を取り入れてみるのがいいのではと思ってしまいます。
Slerで学べる技術は、その会社が取り扱っている技術のみであって、それ以上のことは学べないことは覚悟しておきましょう。
「いろいろな現場を渡り歩いたほうがよい」というのはホントだと思っています。
会社によって当たり外れ要素は大きいかも
私は運がいいほうで、給料もそれなりの金額をもらえる会社に入社できたと思います。
未経験入社の岡山の相場の30−50万円ほど年収が高い会社に入社できました。
周囲の話を聞くと、未経験者に最初にさせる内容は、会社によって全然違うみたいです。半年以上研修のところもあれば、私のように早い段階でできる仕事から振られることもあるみたいです。
こればかりは、入社する前によく確認しないと分かりません。
また、教育係の先輩や上司が手厚くサポートしてくれる点も私としてはとても嬉しいことですが、それも会社による気がしています。
たまたま、教育熱心な先輩や上司がいたということが私にとってはラッキーでした。
会社の経営方針や、教育係の待遇によって、自分のモチベーションが左右され、自分の身に付けたいスキルが身につくかどうかも会社次第だということは間違いないでしょう。
そういう意味で、「Slerはガチャ」という考え方は的を射ていると思います。
自分で一からものを作れるようにはなれない
私の場合、すでにあるソフトの改修をするのが主な業務です。
基本的に案件は途中から参加した形になります。
一部のシステムを組むことはありますが、一から何かを作り上げるという感覚はありませんし、これからも自分で学習を積み重ねない限りは一からものを作れるようになるのは難しいのかなという印象をもっています。
一から設計をして、簡単な形ででも仕上げてみるというよりは、一部分の機能をきちんと動くようにみっちりやる作業が大半です。
「自分でなにか作れるようになる」のを目指すのであれば、自学自習を通じて身につけるしかない状態というが正直なところです。
活かすも殺すも自分次第
正直、半年経ってみて思うのは、仕事は大変ですが楽しくなってきたと感じています。
ただ、誰でも彼でもこのような感覚になれるとは思っていなくて、つまづきそうなポイントは人によって異なるように思います。
正直誰でも半年続けられるものではないし、環境によって自分が潰れてしまう可能性は大いにあるという点は感じています。
ただ、幸いなことに、今私がいる会社は、変に干渉しすぎない雰囲気と、自分の生き方のスタンス的に、私に合っていたというのが本音です。
プログラマーになろうか悩んでいる人は、自分の適性と目的を踏まえた上で判断してみるのがいいですね。
それでは。